あたっくNo.1を観てきた話

 

 

方南ぐみ企画公演「あたっくNo.1」

観劇してきました。

 

あたっくNo.1という舞台について、恥ずかしながら何も知らなかったのですが、

出演が決まった時には「2.5から一歩外に出た!!」と

嬉しすぎて、反復横跳びで日本縦断できるかと思いました。

 

 

あたっくNo.1の舞台は昭和16年、大日本帝国海軍の潜水艦伊18号です。戦争のお話ですね。

登場人物は、村松、宇津木、渡久保、寺内、古瀬、北、大滝、勝杜、横川、二本柳、永井の11人。

(大体階級順に並べてありますが、わからないところもありますごめんなさい…)

 

 

伊18号に乗艦した11人の男たちは、出港後に、

行き先はハワイ真珠湾、目的はアメリカとの戦争であることを告げられ、「相手にとって不足なし」と盛り上がります。

そんな中で、潜水艦にちっちゃい潜水艦が装備されていることが分かり、それに乗ってアメリカに一発目を食らわせるのは誰だと話題になります。

 

初めは寺内だと言われていたのですが、実は古瀬、横川であることが判明しました。

寺内は横川に「最初の一発は俺の仕事だ、変われ」と詰め寄りますが、横川は「無理です」の一点張り。

 

なぜ寺内ではなく古瀬、横川なのか。

それは彼らが寺内とは違い、長男ではないからです。

ちっちゃい潜水艦ごとアメリカの軍艦や駆逐艦に激突するから。いわゆる特攻です。

 

誰も古瀬と横川に行って欲しくありません。

でも、当然ですが命令は変えられず、出港の時を迎えてしまいます。

 

残された9人がそれぞれの思いを叫び続ける中、

真っ赤な夕日に照らされて、ついに古瀬と横川は行ってしまう…。

 

 

簡単にあらすじをまとめるとそんな感じです。

(あたっくNo.1は、脚本脚本・演出の樫田さんの伯父さんが実際に残した日記が元になっているそうです。)

 

 

推しくんの感想を書いたら少し長くなってしまったので

ここでは個人的に好きだったコメディシーンと

他のキャストさんの感想をいくつか書いていこうと思います。

(推しくんのはまた次のものに。笑)

 

 

 

お気に入りのコメディシーン1つ目は、

寺内と北がみんなに命令をバラしてしまうところ。

 

この二人はちょっとププって笑えるような絡みが多かったんですけど、ここがダントツで好きです。

 

アメリカだ!!アッメーリカだ!!!

真珠湾だ!!パールハーバーだ!!

極秘任務だ!!シークレットだ!!

 

素晴らしいテンポの良さよ。こういうの大好き。

北役の太田くん、小さいコメディ(?)がとっても上手な方だな〜と思いました。

 

 

 

二つ目は、コメディシーンの古瀬中尉。

一つ一つの仕草がとっても可愛かったです。

 

北少尉がみどりちゃんの話に「そんなそぶり一度も見せてなかったやないですか!」
って荒ぶるところで、そんなの関係ねぇ!ってやってたんですけど、(10日ソワレ)


その後ろでしんちくんもこっそりやってたの誰か見た人いらっしゃいませんか???カワイイ

 

あと、まゆげちゃんのくだりはしんちくんが可愛すぎて彼しか観てないです。笑

「まゆげ次男です」って言った後の顔最高でした。

 

その後の、まゆーげまゆげ♪がここ一週間頭から離れないんですけど、どうしましょう。

 

 

 

三つ目は、ケーキ(球体)が出来上がったシーンです。

 

「どうやっておくんですか…」と聞かれた後に渡久保が「そりゃお前…」ってケーキ(球体)を木箱におこうとするんですが、

 

ここで、まさかの、本当に落とした!!!!

 

10日の確かマチソワです。笑

これほんとは落とさない演出だと思います。笑

古瀬と宇津木が、まさかのハプニングに「あーーー!!」って顔してました。

 

 

あたっくNo.1、しんみりしてしまうシーンだけではなくて、コメディな部分も多く、

何かで読んだのですが

「戦時中を生きていた人たちにも、私たちのように楽しく笑う日常があった」

という部分が魅せられていてよかったです。

 

 

 

さて、ここからはお二人のキャストさんをピックアップします。

 

まずはじめに、横川一等兵曹、岩谷翔吾さん。

お芝居をするのが初めてと聞いたのですが…

嘘ですよね?????

 

  

横川は伊18号に乗艦した時には既に極秘任務(ちっちゃい潜水艦での攻撃)について知っていました。

それが他の乗組員に広まってから、その話が出るたびに一歩下がって、「どうしよう…」という表情をしているのがとても印象的でした。

台詞がないところのお芝居とっても良かったです。

 

 

原作を読んで一番好きだったのが横川でしたが、そのイメージを崩さず、むしろよりよく表現してくださっていました。

 

彼が寺内に譲れと言われて「無理です」というたびにうるうるしました。早い。

「行って参りまーーーす」というシーンは涙が止まらなかったです。

 

 

 

 

 

古瀬中尉、橋本真一さん。

高野くんとブリミュで共演されていた時に、歌のうまさに卒倒しかけていて、

また2人が共演してくれるのがとっっっっ……ても嬉しかったです。(北少尉風)

  

  

私の意見ですけど、古瀬って一番難しい役だなと思うんです。

 

横川は海軍に恩があるから、と受け入れるのですが

(もちろんこれも無理やり自分を納得させたと思います)

古瀬はどうやって受け入れたんでしょうか。

どうしてこの命令を背負ってそんなに笑えるんですか。

 

彼の日記は誰かに読んでもらうためのもの。

 

しんちくんの演じる古瀬は、優しくて穏やかで、チャーミングで、

でも心の奥にはある意味での諦めや深い覚悟があって。

 

特攻に行く気持ちやそれを受け入れる覚悟を

今の私たちが理解するのはとても難しいと思うのですが

しんちくんは本当に本当に素敵な古瀬を演じてくださいました。

 

 

これはしんちくんのファンの方のほうがずっとずっとご存知だと思いますが、

しんちくんってすごい色々考えていて、それを言葉にして伝えてくださる方だなぁと思います。

 

以前言葉についてのブログを書かれていたのですが、しんちくんの言葉選びや言葉の運び方が大好きです。

千秋楽が終わって電車の中でしんちくんのツイートを見てまた号泣しました。

 

しんちくんいいなぁ…ほんとに…

 

 

 

 

お二人以外にも、どのキャストさんもみんな素晴らしかったです。

 

最後出港のシーンは本当に涙なしでは観られません。

自分でも引くくらい泣きました。

 

映像化されないのがとっても寂しいですが、

心の中にちゃんとしまっておきたいと思います。

 

あたっくNo.1ほんとに素敵な舞台でした。