ご機嫌サヨナラ

 

 

 

死んでも書かないと思っていたものを死ぬわけでもないのに書いている。

 

 


「絶対に変わらないものなんてない」

お世辞にもしゃべるのが上手いとは言えない彼が選んだ言葉の中で一番印象的で、一番好きな言葉。アイドルが普通の女の子に戻る時はいつも突然だし、SNSの更新が止まってもう2度と会えなくなったなんてことも聞いた。明日は26日なんてメンバーが呟いたらその5日後に好きだったグループはなくなって、彼は俳優になった。変わらないものなんてないし絶対なんてない。不確定な未来を確定するような言葉は好きじゃない。まぁ、この言葉の後には続きがあって、それも彼らしくて好きなんだけど、それは知っている人だけが知っていればいいかな。

 

 

最初にちょっとやそっとじゃ人間は変われないって聴いたのは、この前潰れた馴染み深いようでそこまで深くない劇場だったね。「前に変わらないものはないって言ってました!!!解釈違いです!!!」ってネタにした。するな。そのあともどこか受け入れられなかったけれど、何かのインタビューをきっかけに素直に聞けるようになった。CDがリリースされて特典のPVを見た瞬間ふと気付いた。これ、失恋ソングなんかじゃない。

 

イベントで撮ったツーショットの中の私は誰よりも幸せそうな顔してる。舞台の上キラキラして眩しい姿が見たくて片道2時間半かけた。変わらないものなんてないって身をもって知ってから、こうやって今の彼も好きでいられる奇跡に寄りかかって帰りの電車で1人で余韻に浸る時間が好きだった。

逆だった。人は変われないって言ってるのは、いつまでも彼のことを応援する!!って心のどこか、本当に隅っこの方で実は意地張ってた私じゃないかな。変わらないものはないって自分ではわかってるつもりだったのにな。君は前を向いて迷わずに未来へ進むだろうなんてそのまんまだよね。まっすぐな姿たくさん見たもん。これは女の子に振られた男の子の失恋の歌じゃない。私はついていけなくて、彼はまっすぐ進んでいく歌だ。だってそうでしょ、PVの最後に君は光の中に進んでいって見えなくなっちゃうんだから。

 

 

私の人生はシワシワのおばあちゃんになるまで続く予定だからさ、きっと君以上に無条件に好きになる人が現れるかもしれない。自分の子供とか孫とか?分かんないけど。この先まだまだ続く私の人生全部で見たら一番じゃないかもしれないけど、でも、少なくとも君のことを推しと呼び始めてから今この瞬間まで、本当の本当に君のことが大好きだったってことはきっと変わらないよ。おばあちゃんになって思い返した時に、やっぱり嫌いだったわってならないでしょ。笑
こういう「変わらない」ならあってもいいかなぁと思うけどどうかな?君が続けた言葉はこういう意味だと思ったけどあってるかな?

 

でもやっぱり、君に向ける言葉としてはふさわしくないから、もう変わらないでねなんて言わない。たくさんたくさん変わっていってね。そのうち、みんなから愛される舞台の真ん中に立ってね。たまたまテレビに映る君を見つけて、いい男になったなぁとかシワが増えたなぁとか渋い演技をするようになったなぁって思わせてね。多分そのとき私は「昔はあんなんだったのにね〜」なんて今と同じように懐古してるんだろうな。笑

今とはまるで違う君を見て、そんな風に笑う日が来ることを心から楽しみにしているね。

 

 

 

 

 

 

 

 

こんな文章を書いていたからかな。滅多に更新されないブログが更新された。トークが下手なこと、不器用なこと、変に真面目なこと、そんなの君を見てきたからそんなこと、愛をもらいすぎて不安になるなんてそんなの言わなくても分かってるよ。平等なんてさも正当化されたような言葉で包まなくていいよ。愛される覚悟が足りない。Twitterで見た全然知らない人の言葉だけど、不器用な彼によく合うなと思った。

でもさ、そもそもあの文章も本当に彼が書いてるのかわからないじゃん。誰もそうやって思わなかったのかな。彼の言葉選びには思えなかったの私だけかな。もし彼が選んだ言葉じゃないなら彼の言葉として伝わることが悲しい。本当に君の言葉なのかなって信じてない時点で頭の悪いオタクだったね。本物か偽物かも分からない。あー、でも最初っからそういう世界だった。あれはきっと3/4は彼の言葉じゃないって私は思ってるからそれでいっか。笑

 

 

この前のイベントはどんな顔で会えばいいかなって不安になりながら行ったけど、そんなこと考えなくてよかった。いつものように笑って、優しくて、きっちり業務遂行してくれて(笑)、特に変わんないな〜って本当に楽しかったの。回を分けるっていう考えのない頭の悪さ故に全部同じ時間のチケット買ったけど、また来たなこいつみたいな嫌な顔なんて私は全然されなかったよ。最後のライブも何回行ってもちゃんと目を見てハイタッチしてくれて、そういうところを好きになったんだった。大好きな人がにこって笑ってくれるだけで嬉しいなんてそんなこと本当にあるんだね。新幹線でチェキを見返して、2年前に比べて君との身長差が開いてることに気がついて涙が出そうになった。今回はヒール履いて行ったのに、君の肩にやっと届くくらい。そんなに大きかったっけ?そういえば今日笑ってる君を見上げて握手した気がするなぁ。

最近ハマったアイドルの歌に、理想のさよならしたいって思ってたそんな別れあるはずもないのにって歌詞があって、理想のさよならってどんなのだよって毎日考えてた。こうやって綺麗で楽しくて幸せだなって思いながらするさよならなのかな。分かんない。

 

 

 

この前の舞台、君が真ん中に立つのは二回目だったね。何年か前の夏を思い出して、あの時とはまるで違う君の演技が本当に好きだなと改めて思った。真ん中に立つ姿を見て始まって、同じような姿が最後なのかと思うと出来すぎてる気がしてちょっと笑えた。このあいだの年末のステージは次は反対側に行きたいって読んだ時は少し寂しい気もしたけど少し先の未来を想像して楽しみになった。あとはまっすぐ進むだけ、あぁ目指すところはあるんだなってきゅっとした。自分がやりたいって言ったくせにサイコパス役がみたい!って言ったら爆笑されたのはよく分かんなかったけどおもしろかったならそれでいいや。お仕事続けてくれてありがとうって言ったら不思議そうな顔をした後に笑ってくれたね。初日の幕が開けてSNSに溢れた君の評判が良すぎて動揺した。共演者のイベントにゲストで呼んでもらって、リアコソング歌いながらお互いを指差しして楽しそうにしてるところを見て「いやこっちにも指差しして。笑」ってなったけど、どのカップルより私の方が幸せなクリスマスだった。俳優になった時、私が言う前に「これからも頑張っていくね」って言われて、直接聞けて良かったなぁってすっごく嬉しかった。初めて観た舞台の真ん中で泣きながら笑っている姿がキラキラ眩しくて精一杯拍手した。殴られて首に青筋立てて激昂する横顔を見た時、初めて君を怖いと思った。そのあと響き渡った君の名前を聞いて、自分でも引くほど泣いて泣いて泣いて、俳優の君を好きになった。

 

本当の君なんて全然知らないけど、君は知らないのに私は知ってることがある。いつも舞台の上でスポットライトを浴びてどんなに眩しくて、どんなにいい顔をしてるか。君が笑ってくれるだけでどれだけ嬉しい気持ちになるのか。君は知らないでしょう?笑

 

きっぱりさよならできる人間じゃないから気が向いたらまた会いに行くだろうし、そんなこと言っても一生気が向かないかもしれない。絶対なんて言葉は使わない。

 

 

今すぐ過去形にするにはちょっと君のことが好きすぎたし、好きだったことが全部消えたらそれはそれで最高に綺麗だなぁなんて思うほど君のことが好きだった。でも今、本当に本当に幸せで君を好きになってよかったって心から思ってる。見つけてくれてありがとうって君は言ったけど、見つけられるところにいてくれてありがとう。君に会えて本当に良かった。ひとつだけ望むなら、これからも私が好きな笑顔でいてほしい。明日も明後日も嬉しいこと、楽しいこといっぱいあって、君が笑顔になれる日になってほしい。

 

 

だいすきだよ、ありがとう。

 

 

 

 

 

何回お礼を言っても言葉じゃ足りないしこんなに大切な思い出と幸せを君に伝える方法はきっとないことに笑ってる。そんなおたくと推しの関係らしい距離も割と嫌いじゃないかな。

 


これはきっと彼には届かない、届かなくていい
私のちっぽけなひとりごと。